絵本『amua ーロバのひとみにすむ惑星の、はなしー』 / picture book AMUA -A PLANET THAT LIVES IN THE EYE OF A DONKEY-
2,200円
発行
しょうぶ学園
発行年
2023年
監修:福森伸
文:篠原芳子
絵:薮下育絵
文字:隅谷端
企画・構成:イワタトシ子
装丁デザイン:中川 真吾
翻訳:Yumiko Sandoe
(翻訳校正:Garnett Hunter Leary Jr)
協力:藤本康一
size (mm)
H210×W148×D12
format(装丁)
A5|コデックス製本/帯付|80P
language(言語)
日本語/English
Comment
ある日、この惑星に途方もない大雨と共に洪水が襲った。
その災害で、何もかも流され...amuaの記憶も失った。
その日から、ロバとともにamuaは友達探しの長い旅が始まる
旅路で出会った葉から生まれたモノ、
枝から生まれたモノ、土から生まれたモノ...
そんな無垢なモノたちの出会いによりamuaは
大事なことは 『何か』 が少しずつ蘇っていく。
* * *
この物語の舞台である惑星とは、鹿児島にある、知的障がい福祉施設『しょうぶ学園』のこと。門を潜ると、学園を囲むように木々が青々と生い茂っている。池には水草が凛と生え渡り、時折聞こえるロバと山羊の鳴き声と鳥たちのさえずり。.... 光や風さえも感じさせるこの一帯に、一瞬、彷徨ってこの地に到着したような、そんな不思議な錯覚に陥ってしまう。この環境の中『園生』と呼ばれている、知的に障がいを持つ人たちが日常、布・木・紙・土を素材に『つくる』という創作活動を行っている。生まれてくる作品は、心に赴くままのエネルギーに満ちた作品ばかり。
絵本『amua』は空想的な冒険物語ではなく、純粋な『園生』と、自然との共振性の中から生まれでるこの場所『しょうぶ学園』の、ありのままの日常の姿を描いたものです。混沌とする世界情勢の中にいて、今最も必要とする大切なものとは『何か』 を、そっと心に問いかけてくれる、純真な物語です。
(イワタトシ子 テキストより)
ISBN
978-4-600-01257-1
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